以下は、グッドハビットの元店長である
大澤良也氏が2017年2月24日に書いた

ブログの内容である。

▼塩と高血圧

減塩信仰のはじまりは、
1953年メーネリー(米国)が
マウスを使った実験で
マウスに20倍の食塩と
飲み水(塩分1%)を6ケ月飲ませたところ、
10匹中4匹が高血圧になったとする結果がでた。

冷静に考えると6匹は高血圧にならなかったので、
必ずしも高血圧の原因とはいえないわけだが、
この説が出発点になり
塩は高血圧の原因になってしまった。

さらに1954年ダール(米国)が
日本の東北地方に塩を多く摂る習慣があって
高血圧が多いことを発表した。

しかしその後高血圧が多い秋田県の村などを
詳細にしらべたところ、
因果関係はないことが分かった。
しかし、最初の説がいまでも使用されている。

近年になって日本の故青木久三先生は、
マウスを使用して塩と高血圧の関係を実験した。
結論は血圧と食塩摂取には関係性はない。
減塩しても血圧下がらない。

高塩分を摂っても水を摂れば血圧は上がらない。

ということになって
塩と高血圧には因果関係がないことが証明された。
塩は水分を保つ作用があるので、
体の水分量が多くなり血圧が上がるという原理だ。

しかし塩を多く摂っても、
人間は排泄する能力があるので血圧は上がらない。

青木先生によれば、減塩で血圧が下がるのは
腎臓障害で尿に塩が排泄できない人、
あと、食塩感受性がつよい高血圧があるが
100人中1~2人に過ぎずほとんどは、
本態性高血圧症で、90%は遺伝や高齢になり
血管の内壁が狭くなっておこる高血圧なので
減塩しても変わりなし。

塩(ナトリウム)にはとても大切な働きがある。
体液のコントロール。
細胞の形の維持。
栄養吸収。
腎臓で尿をつくる。
不足すると神経がダメージをうける。

中国医学では、
鹹(塩)はミネラルを豊富に含んでおり、
五行学説では腎臓に影響を与えるもので、
軟堅・散結といって
かたいものを柔らかくする(便秘改善)、
しこりや石を溶かす。
(結石、血栓)作用がある。

血液の流れを助ける効用があり
1日何グラム摂るかは
ナンセンスで個人差がある。

同じ人でも、運動量や消費量がちがうので食べて
おいしいと感じる量が適量なのだ。

青木先生は、『塩こそ元気のもと。摂り過ぎるより、
間違った減塩により生じる倦怠感、
すぐ眠たくなる。無気力など、
“塩なし病”のほうがむしろ問題だ。』と
力説されている。

なるべく、化学合成塩より
自然な公害の少ない塩をお奨めする。

からだに優しい岩塩